友人のコラム「平等に扱われたい、けど守られたい」の返答コラム(?)です。

ダイバーシティなどをテーマに企業の男性管理職向けにワークショップを行うと、必ずと言っていいほどこの難問をぶつけられます。
「仕事は男女一緒がよくて、でもレディースデーとかお得だし、レディーファーストとかご飯は男性が奢って欲しいとか、結局女性は調子がいいじゃないか、めんどくさいな〜」

私はジェンダー論者ではないし「人権」などの歴史も詳しくないので、そっち方面の解釈は分かりません。

ただシンプルに、人として男女それぞれの尊さは平等であり、どっちが偉いとか上とか下はない、ただそれだけと思っています。そしてそれは性別だけでなくて、国籍や年齢、仕事や役職も全てに関係なく、人は、ただの人でしかない、と思っています。

「平等=同じ」ということではありません。
同じであれば、男女の性別不要だし、そしたら動物として維持できないし・・・(汗)

よく50代以上の女性のパネルディスカッションの中で、今までの仕事の話で
「私は男性と同じようにがんばってきた」
「会社の中で私は自分を女だと思ったことはない」
「男性と同じように扱って欲しいと何度も上司に訴えた」
等のエピソードを耳にします。きっと以前は何倍もがんばらないと「仕事では認めてもらえなかった」と思うし、ひどいことも言われたりされて来たのだと思います。

でも恐らくこのジョセイカツヤクの世界で、それらの「フレーズ」が一人歩きしているような気がしていて。そういう女性もちゃんと「女性」として会社にお化粧をしスカートはいて、長い髪なびかせやって来て恋愛して社内結婚していたりするわけなのですから。

あくまで「仕事全般」においては、「男性より劣っている」と思われたくない、女性である私のことも「認めて欲しい」という欲求なんだと思います。でもそれ以外の場面では、女性として大事にして欲しい、守って欲しいと思うことは自然なことな気がします。

でなければ逆も然りで、会社では女性より優位に立てるけど、家では母ちゃんの尻に喜んで敷かれ小遣い制でがんばるオジサマ世代も、辻褄が合わなくなってしまいます。

女性100名(10代〜50代)に、どんなことが「男女別」が良くて、どんなことが「性別不問」が良いのかアンケート調査を行いました。初期調査ですがあらためて、有名な「マズローの欲求5段階」でいう、土台の物質的欲求ほど男女別を欲し、上の段階に上がるほど、つまり仕事などの価値観になればなるほど「性別にとらわれたくない」欲求を求める相関関係がある結果になりました。
今後、コトラーの「マーケティング4.0(自己実現)」との関係性もありそうな気がしてて面白そうなので、引き続き調査したいと思います。

もちろん実際はひどい人もいるし、悲しい事件もあります。国の制度や会社の慣習がおかしい部分もあります。だけど日本人のほとんどは男女の尊厳は平等と思っているし、お互い優しく接していると思います。私は人の気持ちとしくみが合わなかったり、はっきり線引きができない価値観もまるごと、ファジーで人が造った世界なんだなぁ、そんな中で自分はどんな変化をしながら生きるのかなぁと思うようにしています。

PS:結構、座右の銘です(笑)「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」

参考:マズローの欲求五段階説
「生理的欲求」
「安全・安定の欲求」
「所属と愛の欲求(社会的欲求)」
「承認の欲求(尊厳欲求)」
「自己実現の欲求」